【A distant memory】 オーナー Keiオリジナル

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92nd Episode 『遠い記憶【A distant memory】』

遠い記憶を辿るうちに見えて来た真実

ShintaroさんとNanaの訓練生時代に起こった事件がきっかけで鏡に封じ込められてしまったNana

その原因を探り、その呪縛から解き放つ方法を見つけ出すために奔走する仲間

王族の若様がこっそり持ち出した鏡の秘密は、若様の友も昔話として聞いた事があった

実際に存在するとは思っていなかった友は鏡を見て驚き、恐怖を感じ、元に戻すよう進言するが、年に一度しか鍵が開かないと聞かされ、言葉を失った

【A distant memory】

遠い記憶を辿るお話しなので、今回は訓練中に足を痛めたNanaのために母上様が処方した薬草のお話しを少ししたいと思います

昔の人の知恵は今でも受け継がれていますが、当時の薬は樹木、薬草、花などを煎じて服用、また、すりつぶして成分を取り出す方法や、乾燥させたものを粉末にするなどして用いていました

捻挫や打撲、打ち身などには菊の花と紅花を煎じて温湿布として使う方法があります

また、ヤマモモ、サクラ、クスノキなどの樹木をそいだものやビワの葉を煎じてそのエキスと共に患部に貼り炎症を抑えたりしました

特に、ビワの葉こんにゃく湿布は現在でも知る人が多いかもしれません

ゆでたこんにゃくを布で巻いて下にビワの葉を当てて温湿布として使います

ビワの葉は万能薬と言われたほど、多くの効果、効能があると言われています

*自然から得ためぐみと昔の人々の知恵は、今でも私たちの気が付かないところで役立ち、多くの教えを残してくれているのではないでしょうか

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