目次
オーナーKeiとのStoryが始まる
その日はとても空気の澄んだ懐かしい匂いのする朝、何となくいつもと違う道を通って、偶然、立ち寄ったそのカフェは小さなエントランス、静かなたたずまい
「ん?こんなところにカフェあったっけ」
珈琲の香りはやわらかく、肩の力がふわっと抜けるような、そんな感覚の中
「どうぞ」そう言ってカウンター席へ勧められるまま
それがCafe Kei’sオーナー、Keiとの出会いでした
初めて入ったカフェでカウンターに座るなんて、自分でもちょっと驚きでしたが、普通、「いらっしゃい」とか「こんにちは」とか、じゃない?
まるで、私が訪れる事を知っていたかの様にオーナーKeiは「Your Specialでいいかしら?」
自然と惹かれるコーヒーカップに手を伸ばすとほんの少し首をかしげて微笑みかける
なんとも言えない甘く深い香りに包まれて、行き場の無い想いで疲れていた心がほどけて行く様な心地よさ
オーナーKeiの淹れてくれたコーヒーをひと口
最初にフルーティーな酸味が広がって少し遅れて苦みがやってくる「あぁ、美味しい」「そう、良かった」
そんな短い会話の中、壁時計の時を刻む音が静かに揺れて、軽いめまいを感じた様な、不思議な時間が流れて行きました
あっ、申し遅れました、私、Cafe Kei’sのスタッフ、Nanaと申します
フリーのお仕事なので、サイドビジネスとして今はこのカフェのスタッフをしております
ちなみに、あの日の一杯のコーヒー、Your Special はオーナーKeiオリジナルブレンド ”7th sense”として加えられました
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