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オーナーのKei、スタッフのNana、友人、カフェに訪れるお客様が登場人物となり繰り広げられるエピソードの数々、過去から現在、そして未来へと続く不思議な記憶の鏡を通して、ファンタジーでミステリアスなストーリーが、非日常と隠れ家的な癒しをお届けします
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108th Episode 『嵐の後【 After the storm, but】』
次の嵐の前の凪という感じ 「それで、もう体調は良いの?」 「はい、めっちゃ元気です」 「そう、それなら良いわ」 Miyuさんが、カウンターでお仕事帰りのコーヒーを飲んでいる 「Miyuさん、今日はお早いですわね、珍しいこと」 「うん、ちょっと予定して... -
107th Episode 『待ち焦がれた【 Long-awaited】』
でもそれは違うんだけどな 流れる街並みを照らす月の灯りがオレンジ色に光る 「寒い?ちょっと温度下げようか」 「うん、もう夜は秋の匂いがするね」 「そうだね、シート倒してゆっくりしてて、静かに運転する様には気を付けるけど」 「Shintaroさんの運転... -
106th Episode 『こだわる理由【why me?】』
わかりましたよ、何故なのかはね 話し声が聞こえて、重い瞼を上げるとまだ、大きな月が光っている 「やっと目が覚めたわね?大丈夫?」 「大丈夫です」 「意識が戻らないんじゃないかと心配しましたわ」 「もう少し、ゆっくりさせてあげたいところですが、... -
105th Episode 『戻って来た光【The Light Returns】』
緊張で足がガクガクしてるわよ 気が付くといつもの様に大きな月が明るく辺りを照らしている 「気が付いたわね、気分はどう?」 「ちょっとぼんやりするけど、大丈夫です」 「もう少し、横になって休んでいらっしゃいな、今、薬茶を淹れますわ」 「ありがと... -
104th Episode 『解放の時【The time of liberation】』
この指輪とはお別れか 二杯目のコーヒーを淹れたところにドアベルが鳴り、Shintaroさんが到着 「お待たせしましたか?」 「お疲れ様ですね、いえ、大丈夫ですよ」 「Jinさん、お忙しいのにお呼び立てして申し訳ありません」 「いやいや、君も遅くまで仕事... -
103rd Episode 『混乱を招く【Cause confusion】』
マジでやばいかもね? 久しぶりの月夜、虫の声が段々変わって秋風が優しく肌を撫でる ドアベルが鳴り、眩しい光が辺りに零れるとJinさんの顔が見える 「どうも、ちょっと早すぎたかな」 「お久しぶりですわね、ささ、どうぞ」 「急に連絡してすみませんで... -
102nd Episode 『封印の指輪【The seal of ring】』
何か隠し事があるのなら 「よく眠れなかったみたいね?」 朝のカフェは淹れたてのコーヒーの香りで包まれて幸せな気持ちになれる 「これで、ちょっと目を覚ましなさいね」 「ありがとうございます、オーナーのコーヒーは本当に魔法の目覚まし時計みたい」 ... -
101st Episode 『本当の気持ち【 Honest Feelings】』
やっと笑った 言葉の無い、ただ、静かな空間に優しい音楽が小さく流れている、信号待ちで停まると、街の雑踏が微かに聞こえる Shintaroさんの横顔を見つめて、そっと肩に手を伸ばすと、優しい瞳の奥に悲しみが溢れていた 「手に触れると、また、記憶に入り... -
100th Episode 『解き放つ方法【 Unleash a trapped heart】』
一緒に帰ろう? そっとShintaroさんの前に淹れたてのコーヒーを置く、顔を上げると優しく頷く 「どうぞ」 「ありがとうございます」 「Shintaro君は若様や弟君と顔見知りだったの?」 「訓練を終えたある日、突然、話しかけられたんです」 ~~~~~~~... -
99th Episode 『影の正体【 True identity】』
知られてしまったんですね 少し秋の気配を感じる風が吹いて、昼間の暑さを忘れさせてくれる夜、そろそろカフェの一日も終わりに近づく頃 「来たわよ、Nanaから来て欲しいなんて珍しいじゃない?」 「Miyuさん、忙しいのにすみません」 「いいわよ、コーヒ...