え! この花束、ケーキなの?
夕陽が駆け足で街の影に隠れて行く
「さっ、着いたよ」
「Shintaroさん、駐車場いっぱいだね、今日、忙しそう、一番奥しか空いてないね」
(一番奥の駐車場を空けておいたんだよ、カフェは電気を消しているはずだから、近くだとおかしいなって気が付いてしまうだろう?)
「あれ?なんか変だよ?え?停電かな?」
エントランスで立ち止まったNanaが無意識にShintaroさんの腕を掴む
「ホントだね、どうしたのかな?」
そう言ってNanaの背中をそっと手で支えるとドアを開ける様に誘導する
ドアベルが鳴り、Nanaが電気の消えたカフェに足を踏み入れた瞬間、パッと電気が付きクラッカーの大きな音が鳴り響く
何事が起きたのかとびっくりしているNanaに、Shintaroさんがニッコリ笑ってホールへと導く
驚きで言葉が出ないNanaを皆が取り囲む
KatsuさんがNanaの好きな花で作った大きな花束をKonさんが代表で渡す役目だ
「Nanaちゃん、毎日、お勤めお疲れさん、今日はNanaちゃんの歓送会だよ」
「あ、ありがとうございます、もう、びっくりしたぁ~全然知らなかったですよぉ」
「そりゃ、そうよ、内緒にしてサプライズパーティーにしたんだから」
「皆さん、本当にお忙しいのにすみません、ありがとうございます」
「さぁ、さぁ、先ずは乾杯しましょうよ、皆さん、お飲み物を選んで下さいね」
「Renさん、乾杯をお願いしますわ」
「それでは、Nanaちゃんの旅立ちと私達の未来に、カンパ~イ」
「ブッフェスタイルですから、ご自由になさって下さいね、お料理もお飲み物も沢山ありますから」
ホールの一部は座って飲食出来る様になっていて、何度も席を立ってお料理や飲み物を取りに行く人で賑わっている
「オーナー、ありがとうございます、私なんて言っていいか、準備、大変だったんじゃないですか」
「今日はランチの終了時間でカフェを閉めたのよ、その後、皆さんが協力して下さってね」
「さぁ、Nanaもお腹すいているでしょう?Nanaの好きなお料理沢山作りましたよ、召し上がれ」
Romiさんが可愛らしい花束をキッチンから持って来た、Toyoさんがワゴンでいくつものケーキを運んできて、テーブルに置いている
その様子に気付いて集まって来た人々の歓声が上がる
「Nanaちゃん、もう一つ花束があるのよ、超スペシャルな花束よ」
RomiさんがそうっとShintaroさんに花束ケーキを渡すと、ちょっと照れくさそうにNanaの前に差し出した
「うわぁ、可愛い!ん?なんだか甘くていい匂いがする?」
「ちょっと口開けて」
「え、え?ちょっ、ちょっとなんの儀式?」
皆、Nanaのリアクションに爆笑している
Shintaroさんが花束に手を伸ばし、一片の花びらを取ってNanaの口に入れた
「んむ?甘い!え~~この花束、ケーキなの?美味しい~でも、綺麗過ぎてもったいないよぉ」
言ってる事とは真逆に自分で小さな花をつまんではパクパク食べている
「今日のケーキはShintaroさんが用意して下すったのよ、他にもザッハトルテや生クリームたっぷりのガトーショコラやフルーツのズコットケーキもあるわ」
【The moment to welcome】オーナー Keiオリジナル | Cafe Kei’sから始まるストーリー (cafekeis.com)
「私の好きな物ばかり、ありがとう、Shintaroさん」
「スクエアーケーキは万が一足りないといけないと思ってね、後から追加で頼んだのよ、大勢で取り分けるには四角だと切り易いでしょう?」
「オーナー、とってもアメリカっぽいです、懐かしいよね?Shintaroさん」
「うん、アメリカのケーキはスクエアが多いからな」
「Nanaちゃんがアメリカへ行っちゃったら、わしは誰にスイーツを買うたら良いじゃろか?Nanaちゃんの美味しそうに食べる顔が見たくて買うとるのに」しょんぼりするKonさん
「ほら、Konさん、ここですよ、Cake.jp、お誕生日とかのケーキも色々あるから、お孫さんにいっぱい買ってあげるといいですよ」
「ほう、ここで注文出来るんじゃな」
「これ、いいね、中からお菓子が出て来るケーキ、息子、喜ぶだろうな、今度、Cake.jpで頼んでみようかな」
Kei’sコレクションのバッグの中敷きを提供してくれている、材料屋さんのShoさんが見つけたのはギミックケーキだ
「Shoさん、それもアメリカの子供達大好きだよ、一口で二度おいしい的?な感じ?」
「Nanaちゃん、それ、どこかで聞いた事あるね?ちょっと違うけど」
いつもワンちゃん達のお散歩でいらっしゃるHiroさんも大きな声を上げている
「おぉ、うちのMonakaとKinako用のケーキもあるんだ!」
「へぇ~ワンちゃん用のケーキもあるんですね、驚きだな」プロゴルファーのEisukeさん
一頻り、ケーキの話題で盛り上がると、ピアニストのAmiさんが綺麗な音色を奏で始め、歌ったり、踊ったり、カフェケイズのパーティーは大盛況
「ストリート系でもクラッシックでも、何でもリクエストしてね~」
こんなに沢山の人に愛されているNana、まだまだ遅れてご到着の常連さんで、ドアベルがひっきりなしに鳴っている
外はすっかり日が暮れて、キラキラと星が輝く空、急に寂しさを感じるオーナーKeiなのでした
【Cheers!】
楽しいひと時が溢れるカフェケイズ、パーティーを盛り上げてくれたのは、Cake.jpの美味しくて楽しいケーキです
今回も引き続きCake.jpの素敵なケーキの特集です
前回のフル-ツズコットケ-キ、メルティーローズ ガトーショコラ、ウィーンの銘菓ザッハトルテ に続いてピンクのバラが美しい花束ケーキ、人数に合わせてカットし易いスクエアケーキもありますよ
【The moment to welcome】オーナー Keiオリジナル | Cafe Kei’sから始まるストーリー (cafekeis.com)
明日のOwner Kei ’s Choiceのコーナーでもっと詳しくご紹介致します、お楽しみに!
コメント
コメント一覧 (2件)
Cake.jp、今まで知らなかったです。かわいいケーキばっかりで、花束のケーキは飾っておきたくなっちゃいますね。他にもおいしそうなケーキばっかりで今度何かの記念日にぜひ注文してみようと思います。
しおりさん、いらっしゃいませ
ご来店ありがとうございます、どうぞ、ゆっくりしていって下さいね
可愛くて飾っておきたいという気持ち、よくわかりますわ!
一度、ゆっくりとCake.jpのサイトをご覧になってみて下さい
驚くほどの豊富な品揃えがありますよ
記念日に選んだケーキも、是非、教えて下さいな
オーナーKei